【2019年新作】ヴァシュロン・コンスタンタン 庶民を寄せ付けないラインナップ SIHH2019

S.I.H.H.国際高級時計展
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SIHH 2019 The Vacheron Constantin Traditionnelle Twin Beat Perpetual Calendar

SIHH2019からヴァシュロン・コンスタンタンの新作です。

三大ブランドで唯一グループに属しているヴァシュロン・コンスタンタン。

良い点・悪い点が、それぞれあると思います。

今年気になったのはSIHH全体で「ブルー推し」なところ。

ヴァシュロンもご多分に漏れず青い文字盤ばかりです。

老舗のウォッチメーカーだとしても、このようにグループの影響を受けてしまう点はあまりよろしくないですよね。

一斉に右に倣えで、メーカーの独自性が失われていくのが怖いと感じます。

グループ傘下の良い点は資金的な面で苦労がないところです。

今回の目玉となる「トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダー(約2400万円)」の開発コストは、きっと相当なものだっただろうと思われますし、その驚異的な機能は時計界に大きな衝撃を与えました。

お金が無いと新開発も難しいですし、開発したものを発表する場へも参加できないでしょ?

企業単体では限界があり、そこをグループで補うことで、顧客へも満足できる、そして時計としても偉大なる開発ができるのです。

パテック・フィリップの身売り話も噂程度で済めば良いのですが・・・

 

さてこの「ツインビート」、第1号なのでパーペチュアルカレンダーなぞ超複雑機構を載せてますが、2つの振動数の異なるテンプを用い、切り替えることにより動力の延命を行います。


トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダーに用いられている特許出願中の機械式システムは、アクティブ・モード(5Hz、毎時3万6,000回)と、スタンドバイ・モード(1.2Hz、毎時8,640回)を瞬時に切り替えられることができます。<vacheron-constantin.comより>


毎時8,640振動と言う驚異的なロービートの場合65日以上のパワーリザーブが実現するそうです。

2か月以上、機械式の時計が止まらないなんて驚異的ですね。

更には直径42mm、厚さ12.3mmという大きさ(小ささ)もビックリ。

細かい精度などはわかりかねますが、1番恩恵を受ける「永久カレンダー」でリリースしてきたのは効果的だからなんですね。

こういった研究が進めば、いつの日か永久に止まらない機械式腕時計なんていうのも誕生するのかも知れません。

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凄いですね!

さすがにワクワクしちゃう・・・とても買える値段じゃないけど(笑)

 

トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダー以外では、

ステンレススティール製オーヴァーシーズ・トゥールビヨン6000V/110A-B544、
オーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー 4300V/120R-B064、
パトリモニー・レトログラード・デイ/デイト 4000U/000R-B516、
フィフティーシックス・コンプリートカレンダー 4000E/000A-B548、

など、今年の新作は青文字盤のフィフティーシックス・オートマティック4600E/000A-B487以外、200万円以下のモデルがありません。

もともとヴァシュロン・コンスタンタンは庶民など相手にするメーカーではありませんが、このところ人気機種のオーヴァーシーズなどを都度都度リリースしていたものですから、私なんぞは勘違いしていました(笑)

あれ?買えるモデルなんか無いじゃないか!と。

いやいや、元から買えるモデルなんて無いんですよ。

 

以前安~いオーバーシーズを着けてたからってヴァシュロンコンスタンタンのオーナーとは認められません(笑)

レ・キャビノティエやメカニカル・ソヴァージュといった伝統工芸的な希少なモデルなど、どうにもこうにもサラリーマンでは買う気の起きない(そもそも売ってくれない)モデルばかり。

まぁ、三大ブランドはこうでなくてはいけません!

媚びちゃダメ。

媚びたら格好悪いよ。

手の届かない存在だからこその憧れで、毎年1本買えるブランドじゃダメなんです。

一生をかけて1本買えるくらいの目標としてのウォッチメゾンとしてね、これからもいってほしいものです。

皆さんは気になったモデルはありましたか?

ではまた。

 

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