Tudor Heritage Ranger 79910 41mm
チューダーになったチュードルですが、今回ご紹介のレンジャー(79910 / 2014年新作)は海を渡ってきませんでした。
モデルを絞り込んで国内展開しているチューダーの選出から落選した感じですね。
これが現在の日本展開モデル。
ヘリテージ・レンジャーが来なかった理由の1つはポリッシュドベゼルのブラックベイの存在がありますね。
また、もう1つ考えられるのは「あまり格好良くない」(笑)から、かも知れません。
79910 レビュー
パッと見は「悪く」ありません。
1016を彷彿とさせる柔かいフォントの3.6.9にオマケの12。
独特な形状の短針、赤い秒針と格好良い「はず」なんですけどね。
オリジナルに比較的忠実に復刻させるチュードルの「ヘリテージ」モデル。
レンジャーも薔薇ロゴだし、先ほどの特徴もうまく表現できていますよね。
TUDOR HERITAGE RANGER
41 mm steel case
Steel bracelet
REFERENCE: 79910
何が悪いんだと思います?
「顔がデカい」「ケースが大きい」この2点がバランスを崩しちゃっているんです。
ベゼル幅が狭く黒文字盤の空間が広すぎることと、やはりケース径は36mm程度で良かったと思います。
Chrono24を覗きます。
国内展開も、国内人気も無いので海外の相場がリアルでしょう。
20万円台。
悪くないですね。
キャリバー2824はETA社製。
いずれインハウスに変わるでしょうね。
ムーブメントが変わっちゃうと、薔薇ではなく盾、弧を描く6時位置の記載もストレートにクロノメーターになっちゃうんでしょうね。
そのタイミングで、バランスとサイズをブラッシュアップしてほしい。
フラッシュフィットのデザインも、レトロな感じが良いのかも知れませんが安っちい感じがします。
結構作りはしっかりしています。
薔薇の刻印があるリューズ。
そうね~、一回り小さければ・・・
全体的につや消しなのも渋すぎるのかな?
盾の刻印入りケースバック。
フラップ付きのバックル。
溝もバックル全体も「盾」をモチーフにしています。
2000年代のデイトナのような穴あきバックルプレート。
丈夫そう。
薔薇。
夜光のカラーが少し「焼けて」いるような加工がされています。
こんもりした夜光塗料。
良いですね~。
ロレックスも、やって欲しいな。
ROTOR SELF-WINDING
クラウンガード無しも良いですね。
クラウントップには薔薇。
横穴。
オイスターブレスレットのようなネジ留め式。
バックルにはTUDOR GENEVE の刻印。
約140グラム。
結構重いですね。
カモフラージュ柄のNATOストラップが付属します。
バネ棒付き。
ラグの横穴は、交換する時楽で良いですよね。
TUDORのカードギャランティにブラックライトを当てると隠れロゴが見えます。
う~ん、悪くは無いんだよね~。
20万円台ならね~。
いかがでしょうか?
安い・・・けど、ちょっと完成形じゃない微妙なモデルです。
どこが悪いかは、わかっていますので、改善されたらかなり格好良くなると思います。
そして、現在国内展開されているラインナップには載っていません。
欲しい方は並行輸入品を探しましょう。
私に同意見の方は、次作に期待しましょうね!
それではまた!


#ZENMAIのココ東京
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