【レビュー】パテックフィリップ 5711/1A-001 文字盤の色違いで200万円ちかく値段の差があるノーチラスとは
Patek Philippe Nautilus Black-blue/Steel 5711/1A-001 Geneva Seal
2006年にノーチラス誕生30周年を記念してリリースされた5711/1A-001。
ダイヤルバリエーションはブラックブルーのみの展開で、3ピース構造シースルーバックからはCal.324SCが覗ける仕様となっています。
そのムーブメントには最高の品質表示「ジュネーブシール」が刻印されていましたが、2009年には独自規格のPPシールが刻印されるようになります。
そして追って2010年には5711/1A-010へと型番が変わり、2012年には白文字盤(シルバリィホワイト)が追加ラインナップされました。
個人個人好みはあるのでしょうが9:1くらいでブラックブルーが人気だと思われます。
5711/1A-001
と、言う事で今回は5711/1A-001のジュネーブシール版ブラックブルーダイヤルを見ていこうと思います。
非常に美しい時計なのは言わなくてもご存知でしょうから、何ですかね。いう事ないや(笑)
2018年3月1日 スティール製 ノーチラス 5711/1A 5712/1A 価格改定 約14%上昇 ここ2年の相場を追う
先日(3/1)あまりにも市場価格とメーカー定価の乖離が激しい個体に限り「価格調整?」のために定価を改定すると言う世にも珍しい対応してきたパテックフィリップ。
5711/1Aの国内定価は14%上がりました。(詳しくは上の記事)
まぁ、それでもブラックブルーの並行新品価格が600万円にも達しそうな勢いを止めることは難しいでしょう。
仮に2018年は全ての製造個体を5711/1Aだけにしてしまえば多少解消されるかも知れませんが現実的に無理なお話。
この頃は良かったな~(新品300万円程度だったでしょう)。
中古250万円とかありましたよね~。だいたい10年くらい前。
こちら5711/1A-001(今回見ていく旧モデル)
こちらが5711/1A-010(現行機)。
違いわかりますか?(私にはよくわかりません(笑)文字盤のエンボス加工の太さとか異なるようです)
よく5711/1A-001はCal.315だとか書かれていますがCal.324も上記保証書の通りありますね。
過渡期のモデルはPPシール=Cal.324ってわけでもCal.324=5711/1A-010ってわけでも5711/1A-010=PPシールってわけでも無さそうです。
2ピース構造がノーチラスの特徴でしたが思い切って現代風にシースルーバック化(3ピース構造になっちゃった)。
見えにくいですけどCal.324SCね。
ケースの厚みは8.3mm。
薄いですね~。ブレスレットも薄い。非常にしなやか。
耳を含めると43mm近くあるので流行りのデカ薄って感じです。
逆サイド。
シースルーバックにこだわらなくて良いから防水性を120mからもっと上げるとかもできるんですかね?
そもそもノーチラス着けて水辺で激しく遊ぶとか・・・うわ~スーパーセレブとかは普通にやりそう。
見づらいですけどここにジュネーブシール。
コレね。
5711/1Aの324のジュネーブシールって激レアじゃないですか?(よくわからない)
はい。さて、ムーブメントの精度を表すクロノメーターだったりジュネーブシールだったりありますが、精度規格認定を独自のものにするメーカーをご存知ですか?
パテックフィリップのPPシール、グランドセイコーのグランドセイコー規格検定、
ジャガールクルトの1000時間コントロールテスト、ショパールなどのカリテ フルリエ認定などですね。
いよいよ手に入ることが究極的に難しくなったノーチラスSS。
今回の価格改定の効果に期待したいですが、なかなか厳しい状況でしょう。
買うだけで儲かるくらいの勢いは、もう止められないですね。
並行新品価格が600万円ちかいブラックブルーダイヤル5711/1A-010ですが、シルバリィホワイト5711/1A-011の相場をチェック。
Chrono24を覗いてみますと下は340万円から。
ちょっと安過ぎますが国内相場は400万円くらいから。定価から考えれば非常に高いですが、コレでもブラックブルーに比べたら可愛いものです(因みに文字盤交換は受け付けていません)。
価格コムは信用できませんが、こんな感じ。
328万円で掲載しているショップよ!何とかしなさいよ。
こちらはブラックブルー5711/1A-010。
520万円で取り寄せ出来たら拍手ですね。
ここまで価格差があるとですね、パテックフィリップも定価改定すると同時に文字盤交換も受け付けちゃえば良かったのに。
白文字盤の値が上がり、ブラックブルーがやや下がるでしょ。
まぁ根本的な在庫不足と言うことの解決にはなりませんけどね。
この深いオーシャンブルーのグラデーションは本当に美しいから、人気があるのは仕方ない(でも高過ぎ)
今年のバーゼルワールドでもう1種類くらいダイヤルバリエーション増やしたら・・・余計ブラックブルーが枯渇するか・・・ダメだな。
ではまた!
https://zenmai-tokyo.com/2017/10/06/57111a010-nautilus/
#ZENMAIのココ東京