ロレックスのヘリテージ・カスタム Tempus Machina Watch Company 809H 216A
Tempus Machina Watch Company
Tempus Machina Watch Companyはロレックスのカスタム会社(アメリカ・ニューヨーク)です。
オリジナルのロレックスを使い、1つ1つ手作業で加工していきます。
Tempus Machinaの社名の意味は「Tempus」は「時間」、 Machinaは「機械」となりますので「時計」ってこと。
今回はそんな「時計」を愛するTempus Machinaの素晴らしいカスタムモデルを見ていきましょう。
バムフォードやプロハンターなどで、かなり一般化してきたロレックスの高級カスタム。
しかし正規メンテナンスを放棄して、更には高いお金を出してまで購入するのは、相当なお金持ちで「マニア」でしょうね。
「THE REF 809H POINTED CROWN GUARD “3,6,9” SUBMARINER」
Pointed Crown Guard 809H
Limited Edition: 30 Pieces Available
どうですか?ヤバイでしょ?超~格好良い。純粋に欲しい。
しかし、本体と作業費込みで25,000USD!!(為替110円計算で275万円!)
オーダーは手付金12,500ドルを申し込み時に支払います。(一括で25,000ドルを支払っても良いみたいです)
そのお金を元にカスタム会社Tempus Machinaが新品の正規ロレックスRef.114060を1本購入します。
で、削ったり外したり足したりするのに半年以上掛かるんですね。
申し込んで12,500ドルを払った後にキャンセルしたくても、もうダメ・・・お金は返ってきません。
Model:Case Reference 114060.(本物の114060を使いカスタムします)
Dial:Explorer 3-6-9 with chapter ring. The factory dial was stripped, polished, and plated in 18k gold using traditional artisan techniques.(3.6.9のサークルダイヤル、ゴールドレターギルドは18金を使用しています)
Movement:Calibre 3130, Manufacture Rolex.(Cal.3130は変えません)
Bezel:Original 114060 Scratch-Resistant Cerachrom insert..(セラクロムベゼルインサートはそのまま)
Crystal:Anti-Reflective sapphire, Scratch-Resistant custom high-dome.(ドーム状のものに風防は変えます)
Crown:Original 704 monoblock triplock.(リューズもそのまま)
Lugs:Re-profiled to be thinner, with bevels and lug holes.(ラグは細く面取りし横穴を開けます)
各809Hはカスタムケースで出荷され、黒いNATOストラップとカスタム刻印されたTMロゴスプリングバーツールが含まれています。
*注:銀行を通じてお支払いをご希望の場合は、チェックアウト時にそのオプションを選択して注文を完了する必要があります。
ご注文完了後、指示が届きます。あなたが他の支払いオプションが必要な場合は、私達に連絡してください、代替手配をします
配送予定日:6-8ヶ月、ParcelProまたはFedEx経由の送料無料
ドーム型のサファイアクリスタル(カスタムハイドームサファイアクリスタル)が凄いですね。
わざわざ「横穴」まで再現しています。
1960年代初頭のポインテッドクラウンガードと称される5512サブマリーナー。 809hは、現在のモデル114060サブマリンナーとPCG 5512の象徴的なデザインとの融合です。 “3,6,9”エクスプローラーのゴールドレターダイヤルは、初期のサブマリーナーの特徴である、真のネガティブリリーフの金箔をもたらす旧世界の技術を使用して製造されています。
現存数が非常に少ない「3.6.9」ダイヤルのサブマリーナー。
それを現代のスペックで、ああして、こうして見た目を近づけて楽しもうという企画。
悪くないですね。
これが114060かぁ~。全然違ったイメージになります。
ケースバックにはTempus Machina Watch Coの文字を刻み込んでくれます。
トンガリリューズガード「PCG」です。
本物のロレックスをここまで削ります。指が切れそうです(笑)
防水性と耐久性はどんな感じなんでしょうね。
ラグもシェイプして細く見せています。
これも痛そう。
こういう設計図を手書きで描ける人を尊敬します。
面取りして削ったラグ。
ちゃんと痛くないように仕上げています(当たり前)。
Jeremy Davisさん。
共同創始者の1人だそうです。
特徴あるタトゥーはinstagramのリストショット・モデルですね。
相当の時計マニアですね。
こちらはステインハート。
Tempus Machinaは、さすがにロレックス オマージュのSteinhartとはレベルが違いますね。
ステインハート安い!40本以上買えちゃう。
オマージュではなくカスタムなんで、仕方ないですが・・・
0から作った方が安いってことですね(笑)
因みにProHunterのサブマリーナー。同じく114060を使います。
Stealth Submariner Military with Strap
£12950.00(約140円=1ポンドで換算すると1,810,000円)
100本限定で制作するとのことで2013年からオーダーを取っているようですが、まだ注文できそうですよ。
どちらが好みでしょう?
次です。
こちらが第1作みたいですね。
「THE REF 216A RED DEPTH SUBMARINER」
5.4.2015の日付で最初のインスタグラムがアップされています。
Crown:8mm vintage Brevet, Crown Guards removed.
809Hとの違いは思いっきりクラウンガードを取っ払っちゃってるとこですね。
そしてビンテージの「BREVET」デカリューズを使っています。
カスタムハイドームサファイアクリスタル、シェイプされたラグ。
キレイにクラウンガードが削られて無くなっています。
ベゼルがコインエッジに加工されています。
もうオリジナルの原型を留めていません。
王冠にBREVETの刻印!!!
格好良いなぁ。
バラバラにされ、もう別物に生まれ変わるのです!
顔や体の整形手術より「贅沢」では無いかも知れません。
夜光はあるんですね。ルミノヴァか・・・。
インスタグラムの最初の投稿画像。
ラグ内側に小さな打痕がありますね、試作品なのかも知れません。
やぁ~素敵です。
実物見てみたいなぁ。
第2世代のサブマリーナー Ref.6538をモチーフにしていますね。
スポンサーリンク
オマケ。
Heritage Time Works×Tempus Machina Watch Company
THE GI-01 / GI-02 ‘COMMANDO’
G1-01 / 02の伝説的な6429 Commando。
ベースは214270。
NATOバンドは£8,250(約1,150,000円)
SSブレスは£9,750(約1,360,000円)
エクスプローラーⅠをベースに、幻の3針モデル「コマンドー」を再現しています。
これはシンプルで格好良いですね。
そして意外に安い(?)
国内定価の倍くらいなら仕方ないかな?って思えそうですね。
藤原ヒロシさんも愛用のRef.6429はもう買うのが大変ですが、こちらはオーダー可能です。
そしてもう1モデル。
THE CFG-01 & CFG-02 ‘MILGAUSS’
CFG-01、CFG-02は116400をベースに、幻のファースト・ミルガウス Ref.6541をイメージしています。
ワッフルダイヤル、稲妻針、凄いですねぇ~。
再現度が凄すぎます。
CFG-01は£14,250(約1,990,000円)回転ベゼルが付いているので少し高めです。
CFG-02は£12,750(約1,780,000円)
なかなかどうして、よくできています。
カスタムももう馬鹿にできませんね。
マニアも納得の1本です。
これは欲しい人が多そうですね。
Ref.1019やRef.1016も作りやすそうですが、その程度のレア度じゃあ作りません。
「超絶レア」なモデルだからこそ作る価値があるんです。
ということで、次はプラベゼルのポールニューマンかな???
と、思ったら新作はエクスプローラーⅠでした・・・
THE EXP-01 ‘Explorer’
1953年リリース時のRef. 6350をオマージュした新作は214270ベースです。
うん、そっくり。
サイズは現代風の39mmなのはご愛敬。
11,750ポンドだと約170万円くらいしますね~。
最後にTempus Machina Watch Companyのコンセプトの和訳を見ておしまいです!
物語
Tempus Machina Watch Companyは、歴史的なロレックスモデルの最高のデザイン要素を今日の現代的な素材と組み合わせる可能性を模索するために作られました。
情熱
ユニークで現代的なテクニックの洗練された細部にまでこだわった古くからの職人技によって、過去の象徴的なロレックスのデザインを熱心に研究し、保存することに専念しています。
献身
私たちの焦点は、明日の家宝となる近代時計と旧時計の完璧な融合である時計を提供することです。私たちの強みは、過去の象徴的なロレックスのスポーツモデルを長い間マークしてきた偉大な繊維を蒸留し、最適化し、若返らせることです。
ロレックスの歴史的なDNAは私たちが作るすべての時計に保存されています。その結果、Tempus Machinaならではの本質的な役割であるRolex特有の経験が得られます。
#ZENMAIのココ東京