レア・ロレックス 赤サブ「RED ID」を作る悪いヤツ!サブマリーナー Ref.1680 赤サブについて
今回はノーマルのRef.1680をベースに「文字盤」を交換して「赤サブ」を作る悪い奴らをのヤリ口を考えます。
ビンテージロレックスが欲しくても、ニセモノを掴まされたら大変だ!
意外に簡単に作れちゃいそうで怖い「赤サブ」をチェックしていきます。
Rolex Red Submariner 1680 a/k/a RED ID
ビンテージロレックスの中でも「ポールニューマン」などと共に人気のキーワードですね。
なぜ一部の表記が赤いのか?未だに答えのないミステリアスなモデルで、生産年数も短く40年も前に作られた点などプレミアム価格になる要素がたっぷりです。
人気者=ニセモノが出回る。
この構成は崩れず、ご多分に漏れず「赤サブ」もニセモノが存在します。ロレックス(以外も)のニセモノには大まかに分けて3種類あります。①大陸系のニセモノ工場で大量に作るコピー品。(基本的に安い)
②文字盤や竜頭だけ本物を使い、後はニセモノ。
③本物をバラバラにして、組み合わせる「ガッチャ」と呼ばれるフランケンシュタイン。特に③は見極めが難しく、アンティークロレックスを扱うショップでも預かり+真贋判定と時間が掛かるのが常です。プレミアム価格が付かないノーマルモデルをガッチャしてもメリットは無いので、ガッチャはビンテージモデルに多く見られます。
それでも良いや!、と雰囲気を味わうだけなら良いのかも知れませんが、
本物だよオリジナルですよ!として売っているのは詐欺ですね。
騙されないように気をつけねばいけません。
ROLEX 1680の価値を比べる
1960年代半ば頃に誕生し、1980年頃まで作られました。デイトのない5513.5512と同様にケースサイズは40mm、200m防水を誇ります。1960年代末期~1974年頃までのわずかの間「Submariner」の記載が「赤く」ペイントされた所謂「赤サブ」と言う珍しい文字盤のモデルが存在し、ノーマルのRef.1680よりも高く取り扱われています。
ノーマルのRef.1680 サブマリーナーが70万円台に対し、赤サブは130万円台とかなりの「差」が開きます。
正直なところ「SUBMARINER」が赤いだけなんです。
が・・・他と違うと魅力が増すのでしょう。
さらに赤いペイントは、幾つかの種類があってマーク1~などと分けられています。
ここまでくると「時計おたく」のレベルですね。
こんな少し変わったダイヤルだと、とんでもない値段になります。
今回は「赤サブ」の魅力がどれだけなものか、よくわからなくても大丈夫!
赤サブの方が「高い」と言う点だけ抑えていただき、読んでください。
どうして「ニセモノ」を作るのか、その心境をご理解して頂くのが目的です。
要するに「お金」なんですけどね。
ガッチャにするカスタム文字盤の存在
価格差が倍ほどあれば、手を加えて「ガッチャ」する悪い奴が現れます。
自分の1680をカスタムするのであれば構いません。
自己責任だからです。
でも、それを売っちゃうのはどうでしょう。
カスタム品として売るなら問題ない?かも知れませんけど・・・
70万円で1680を仕入れてきて、チョコチョコっとするとアラ不思議130万円の価値になったとしたら・・・
アナタなら、どうしますか?
Accessorizing your Rolex with a new Diamond Dial – YouTube
モデルは違いますが、文字盤の交換動画です。
意外にあっさりと、わずかな時間で完了しています。
①裏蓋を開ける。
②ケースとムーブメントを固定しているスクリューを抜く。
③クラウン(竜頭)を引き抜く。
④ムーブメントと共に文字盤がケースと分離する。
※②~④までの工程は10秒ちょっと
⑤ムーブメントにクラウンを刺し戻し12時に合わせ、針を抜く。
⑥文字盤を外し、別の文字盤に変える。
⑦針を戻し、クラウンを引き抜く。
⑧ケースにムーブメントを入れ、クラウンを刺す。
⑨ケースに固定し、終了。
あっと、言う間ですね。
職人さんの手元に赤サブ用の文字盤と本体(1680)が手に入れば、数分で交換可能です。
How to change the bezel insert on your Rolex Submariner – YouTube
因みに、こちらの動画は「回転ベゼル」の交換動画です。
ブレスレットを外し、こじ開けでベゼルを外し、ベゼルディスクを外し、ベゼルを戻して、最後に交換したいベゼルディスクをはめ込んで終了です。
超簡単ですね。
こじ開け(裏蓋を外す道具)があれば、素人でも出来そうです。
まぁ・・・赤サブには直接関係ありませんが。