【いつの間にか格好良くなってるぞ】オメガ スピードマスター スカイウォーカー X-33
オメガ X-33って知ってますか?
スピードマスター・シリーズなんですが、デジタル時計なんですよ。
1998年に誕生したスペースウォッチ「X-33」。
目的や位置づけは良かったのですが、機械式腕時計好きの中では「え?」っと思わせるデザインで「不人気」モデルと言っても差し支えないくらいでしたねぇ。
ファンの方スミマセン。
それがですよ、2014年にアップグレードして超格好良くなっちゃいました!
その名も「スカイウォーカー」。
完全にスターウォーズ・イヤーに間に合わせたなって感じですね。
Omega Speedmaster Skywalker X-33 (318.90.45.79.01.001)
1996年NASAは、スペースシャトルの後継として無人実験機X-33の開発に着手します。
OMEGAはNASAと深い関係にあり、その開発コードX-33を共有することに成功しました。
デジタル版フライトマスター、プロトタイプ・デジタルスピードマスターを経て1998年に完成お披露目となります。
因みにこのX-33の名前が決まる前から計画はスタートしていました。
NASAとの共同開発のスタートは1993年。
実に5年の歳月を必要としました。
クォーツ式ムーブメント キャリバー1666はアナログとデジタルの表示をもつ、所謂「デジアナ」タイプで、
初代スピードマスターのもつ「アローハンド」を装着します。
※クロノグラフの視認性確保のために変更になったアローハンドもデジタル表示と共に復活です。
NASA X-33(想像図)
因みに・・・NASAの無人機X-33は2001年に完成を見ずに計画中止になります。
OMEGAのX-33の開発中の逸話にこんな話があります。
X-33 “Flightmaster”
アメリカ軍のテストパイロット ハワード・ソーマンがX-33のプロトタイプを装備してソ連軍戦闘機MiGを操縦していましたが、事故に見舞われ機体は大破しました。
しかしパイロットも怪我をしましたが無事で、X-33に至っては無傷でした。
ハワードはオメガに対し、8項目の製品リポートを送り、オメガはこれを受け取りました。
画像でも確認できますが、プロトタイプはクロノグラフの時間計測表示が「,」(カンマ)になっていますが、パイロットは見難かったようで完成品では「:」(コロン)に変更されています。
現場の声が届いた瞬間ですね。
X-33 in Space
実際に宇宙飛行士がX-33を着けています。
と、まぁ、ここまでは「スペースウォッチ」旧X-33についてのお話でしたが「格好良さ」はまるでありません。
Omega Speedmaster X-33
頑張って、こんな感じです。
OMEGA Ref.3290 50
スピードマスターX-33 TI クォーツ
ケースサイズは41mmですが、プッシュボタンのせいでもの凄く大きく見えますね。
どうですか?
格好良いでしょうか?
ヤボったいと言うか、野暮ったいと言うんでしょうね。
やぼったい。
※ファンの方スミマセン。
【備考】このモデルはX-33の前期型にあたり、ベゼルが鏡面仕上げになっております。
【参考定価】税込39万9000円(生産終了)
【備考】後期型のX-33です。
Mark1はRef.3590.5000が型番です。
ベゼルが「ポリッシュ(鏡面)」になっていて、X-33の機体アイコンが4つ描かれています。Marl2はRef.3591.5000で、ベゼルはマット仕上げに代わり赤いX-33の機体からルミナスポイントへ変更されています。どちらがお好みですか?
鏡面好きなんでMark1かなぁ・・・。
Omega Speedmaster X33 Skywalker Ref. 318.90.45.79.01.001
新型の誕生「NEW X-33」
一度は生産終了になってしまったX-33でしたが、2014年 今度は欧州宇宙機関「ESA」をパートナーに新型のX-33を発表しました。
もうですね、なんて言うのか「X-33」の名前が関係ないんじゃないのか?と思えますがシリーズ名称としてか使われることになりました。
スピードマスター スカイウォーカー X-33
Ref. 318.90.45.79.01.001
ケース径:45mm
ケース素材:チタン
防水性:30m (100ft)
ムーブメント:クオーツ、Cal. 5619
発売開始時は583,200円でしたが、現在は637,200円に値上がりしています。
続きはこちらから
http://watch-monster.com/articles/eBs5T
#ZENMAIのココ東京
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