Rolex Oyster Sea-Dweller 16600 Dive Watch
現在ロレックスはセミヴィンテージブームです。
4桁モデルほど古くも高くもないけれど、適度に「枯れた」雰囲気のあるスポーツモデルに人気が集まり始めました。
まぁ、普通に売れているのは6桁現行機なのですが、一部の4桁買えない層(つまり私なんか)があ~だこ~だ言って勝手にお手軽にヴィンテージ感を満喫しているのが現実だと思われます。
たとえば今回の16600のセミヴィンテージと、1665の4桁シード、どっちが欲しい?と聞かれたら保証書無しでも4桁を掴んで離しません(笑)
まぁ、そんなこんなですがトリチウムダイヤルは、やはり見ていて魅力的。
今回はそんなシードゥエラーを見ていこうと思います。
セミヴィンテージに必要なのは「交換されてない」と言う条件。
文字盤や針がトリチウムであることは大前提で、
ベゼルもルミナスポイントも、ブレスレットもガラスもオリジナルのままが良いんです。
もちろんオーナーが使い続けるのであればスーパールミノヴァに変えてスペックを維持するのも良いですが、4桁モデルでも同じことを言えるかは・・・わかりません。ポールニューマンがメッチャ光ってる・・・てね。
また、ロレックスも交換しないとオーバーホールしませんよ!と言う割にクロマライトは使わないケチぶり。
意味がわかりませんよ。
当時のスペックに戻すならトリチウムだろ!現在のスペックにしてくれるならクロマライトだろ!なぜ新品に使わないルミノヴァなんだ!と、ここで言ってても仕方ありません。
今回は、皆さん知り過ぎているシードゥエラーのスペックはもうどうでも良いので触れません(笑)
付属品にもスポットを当てていこうと思います。
1993-1994年のカレンダーですね。イカリもサブマリーナーと違い刻印されている数字が違います。
手帳にはダイブツールや工具がセットされています。
ちゃちゃっとね。
トリチウム格好良い!
雰囲気ありますよね?
ベゼルはファット4仕様。
分厚いケース、ラグの横に穴があります(コレもセミヴィンテージポイント)
逆サイドにはヘリウムガスエスケープバルブ。
Rのクラスプコードは1993年頃でしょうか。
ケースバックにはシールがまだ残っていますね。
Sサイズのエクステンションパーツ。
冊子には1992の数字。
ジュネーブのロレックス本社も今はもっと豪華な建物です。
冊子で本社ビルを追うのも楽しいですね(儲かってるな~みたいな)。
4000フィートのイカリ。
裏は1220m防水の証。
プライスタグには520,000円と、ブレスレットナンバー93160の記載。
裏にはシリアルナンバーのシール。
手帳の中には透明のケースにカードとカレンダー。
そして工具。
コレにもリファレンス番号が刻印されていますね。
REF.2100
キャップを取ると、プッシュピンとマイナスドライバーです。
プッシュピンはバックル(クラスプ)の穴を押してスライドし0.5mm単位で調整します。
マイナスドライバーはコマを外したり付けたりします。
カードに記載されているのは飽和潜水に関する何かでしょうか?
まったく意味が分かりません(笑)
なんでしょうね。
そしてLサイズのエクステンションパーツのオマケつき。
5桁シードゥエラーには、こんな豪華なセットが用意されていました。
6桁になるとグライドロックシステムなどの採用で、工具は不要となりました。
徐々にペーパレス化も進み冊子も1冊だけの簡素なモノになっています。
さらには国内正規店ではベゼルカバーもプライスタグ(現行は白)もくれません。
カレンダーなんかも無いのでスマホで確認しろ!くらいなものですよ。
古き良き時代のシードゥエラーキットでした。
はい、いかがでしょうか?
セミヴィンテージの魅力は伝わりづらかったかも知れませんが、じんわり来ています。
そのうち現行モデルと同じか、それ以上の価格で取引される日も遠くないかも知れません。
トリチウム仕様は1997年くらいまで、シングルバックルはさらに前。
もう良個体は数少なくなっていますからね。
今のうち。
皆さんも騙されたと思って華奢で枯れた5桁スポーツに手を出してみませんか?
ではまた!
#ZENMAIのココ東京
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