ビンテージ チュードルの魅力【サブマリーナ / クロノグラフのヒストリー】
アンティークウォッチ市場でも人気のあるビンテージ・チュードル。
ロレックスのDNAを引き継ぎながらチュードル独自のデザインが融合したスポーツモデルはとても魅力的です。
1950年代から1980年代の価値あるモデルたちを追ってみましょう!
1970年 チュードル・クロノグラフ 誕生
第1世代 オイスターデイト・クロノグラフ
1970年 チュードル初ののクロノグラフ「オイスターデイト」Ref.7031/0が誕生します。
バルジュー製手巻きクロノグラフCal.7734を搭載しています。
ねじ込み式のプッシュボタンを採用し50m防水を誇っています。
※ロレックスのデイトナの技術を1stから取り入れていますね。
インデックスの形状から「ホームベース」と呼ばれています。
ベゼルのタイプで3種類の型番バリエーションがあります。
タキメーターのプラベゼル、ステンレスベゼルと回転式ベゼルの3種類です。
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タキメーターの数字も時速500kmとモータースポーツにしては速いですねぇ。
ベークライトは「1」、ステンレスは「2」、回転式は「3」です。
同じバルジュー製ムーブメントCal7734を使用したティソのクロノグラフ。
同じ顔つきになりますね。
第2世代 オイスターデイト「モンテカルロ」
1971年には2ndバージョンに早々に変更されます。
バルジュー製手巻きクロノグラフCal.234が採用され文字盤のデザインはよりレーシーになっています。
モナコ市モンテカルロの地名が愛称になりました。
オイスターデイト・クロノグラフの特徴の1つに「ブルーカラー」がありますね。
さわやか!
1st同様にベゼルでの差異でリファレンスも変わっています。
第3世代 オイスターデイト・クロノグラフ「ビッグブロック」
1976年 オイスターデイト3rdは初の自動巻きクロノグラフになります。
バルジュー製キャリバー7750(ETA)を搭載し、インダイヤルの配置が変更されます。
親会社のロレックスは1988年まで自動巻きのデイトナが発表されませんので、
だいぶ先行してチュードルは自動巻きモデルを投入していますね。
他の多くのメーカーが利用したバルジュー7750は2000年まで様々なモデルの心臓部を担うことになります。
3rdモデルのエキゾチックダイヤル。
カジノのルーレットをイメージしているようです。
このダイヤルからクロノタイムの記載があります。
このモデルが1番カッコイイと個人的に思っています。
惚れ惚れします。
回転ベゼルは9421/0、ステンベゼルは9430/0、プラベゼルは9420/0。
今までとちょっと違う感じですね。
第4世代 オイスターデイト・クロノグラフ・ビッグブロック・クロノタイム
リファレンスが5桁の79***品番になりました。3rd同様にバルジュー7750を搭載し、ビッグブロックと呼ばれる「かまぼこケース」を採用しています。変更点はあまり見受けられませんね。
160はプラベゼル、170は回転ベゼル、180がステンレスベゼルです。ビッグブロックと言われるだけあって「ぶ厚い」ですねぇ。
第5世代 オイスターデイト・クロノグラフ・クロノタイム
都合上 第5世代としておきます。
※TUDOR的にビッグブロックは型番変更だけで同じ世代とされています。(Ref.94++/0→Ref.761++)リファレンスが762++に変更になりケースもスリム化します。
曲線的なラインは賛否両論ですが、モダンな印象です。
徐々にチュードルマークのリューズやブレスレットなどのパーツに変更しロレックス色を薄めていきました。
2000年にはTUDOR独自の生産ラインを持ち新シリーズへと進んでいきます。
オイスターデイト→プリンスデイトに変更です。「あれ?」と何か気づかれましたか?そうです。
1998年からコラボレートしている「タイガー」こと
プロ・ゴルファーの「タイガー・ウッズ」の名が刻まれた文字盤なのです。
通称:クロノタイム・タイガー。
約4年間製造されていました。カラフルなダイヤルバリエーションで人気のあるモデルでした。
まとめ
駆け足でチュードルのサブマリーナとクロノグラフの歴代モデルをご紹介しました。
前回のビンテージ・チュードルの記事でも少し触れていますが、他にもレンジャーなど魅力的なモデルがありますね。
2016年はチュードルの人気が日本でも盛り上がる年になるように、記事をどんどん書いていきます!
ブロンズのヘリテージ・ブラックベイが欲しい・・・。
<元記事>
http://watch-monster.com/articles/1aR3p
#ZENMAIのココ東京
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