（Knot SEIKO5 CITIZEN）ボーナスで買う時計5選 Made in Japanの5万円以下機械式腕時計

以前放送された「ガイアの夜明け」では、「腕時計で日本製と謳える定義」を江口洋介さんが説明してくれていました。

①ムーブメントが日本製・・・日本国内で作られたもの
②ムーブメント以外は外国製でOK
③組み立ては日本国内で行う

この条件に当てはまれば「Made in Japan / 日本製」と表示可能だそうです。

Knotの代表 遠藤さん。
Japan Madeにこだわった腕時計作りで大ヒットしました。

Knotは「つなぐ」と言う意味だそうです。
日本と海外、伝統と革新、本格と若者をつなげたいとの理念とメッセージを込めたブランド名です。

元々は日本国内にルミノックスやスカーゲンを持ち込み流行らせた仕掛け人です。
スカーゲンの販売代行契約が失われたのを機に、Knotを設立することとなりました。
※スカーゲンの大本が買収され国内販売権が失われたそうで一念発起するキッカケに。

「日本製」メイドインジャパンの安価な腕時計（主にクォーツ）をオシャレに実用的に本格的に展開し、若者に支持されます。

遠藤さんの夢は「機械式」を同じコンセプトで作ること。
コスト面でクォーツより高い自動巻き腕時計を安価で作るには相当な努力が必要でした。

と、言うのが昨夜のガイアの夜明け「ニッポン製 再起に挑む」です。

機械式腕時計の心臓部であるムーブには日本製のハイビートムーブメントを採用しています。1時間位に28,800回のビートで振動するので精度も抜群です。値段からしたら考えられない平均日差-10秒から+30秒という驚きの精度を保てています。

「made in japan」を謳うKnotならではのこだわりが感じられます。

Knotは機械式の日本の製造技術が失われていることに警鐘を鳴らしています。

機械式時計は製造コストが安い海外へとシフトしていき、一部の高額時計以外の「made in japan」時計はまったく見ることがなくなってきています。

そんな懸念を抱いていたKnotのフラグシップモデルとなったAT38は、日本人に機械式時計から離れてしまった日本人にもう一度その魅力を伝えたいという思いから開発されました。

それではKnotの機械式腕時計のオススメを下記に紹介します。

16ヵ月の歳月を経て生まれたのが、このAT-38。
シンプルでキレイな腕時計ですね。

ブルー文字盤のAT-38SVNVやAT-38SVWH1も存在します。予約受付期間は2017年4月15日11時0分～5月31日23時59分となっていますのでお求めの方は公式サイトまで足を運んでみて下さい。

ムーブメントはシチズン製 ミヨタ9015。
海外でもよく使用されてるムーブメントですね。
2010年問題以降ETA2892A2の代わりに使われているような印象です。

組み立ては秋田のセレクトラ。
ケースは林精器製造（福島）・・・セイコーのGSなどのケース製造もおこなっています。

ケースデザインがシンプルで良かった！
※研磨面が少なくコストを抑えられた

AT-38に合わせて？開店した神奈川県は横浜・元町のお店は大盛況！

2017年4月現在の国内店舗データとなります。定休日など詳しくは直接店舗にお問合せ下さい。

・表参道ギャラリーショップ（2017年4月1日OPEN）
東京都渋谷区神宮前4-21-7 エスパス表参道 1F
営業時間：11：00～20：00
電話番号：03-6447-0670

・吉祥寺ギャラリーショップ
東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目33−8 ラ・リュエル吉祥寺
営業時間：11：00～19：00
電話番号：0422-27-6360

・横浜元町ギャラリーショップ
神奈川県横浜市中区元町 3-136 タカラダビル 1F
営業時間：11：00～19：00
電話番号：045-306-9012

・心斎橋ギャラリーショップ
大阪府大阪市中央区南船場4丁目8-4 ブリーズ南船場
営業時間：11：00～20：00
電話番号：06-4963-2525

と、いう事で50000円以内で買える「日本製 / Made in Japan」の機械式腕時計をZENMAI目線でご紹介。
クォーツではなく機械式に絞っていくのは遠藤さん同様「本格的」な部分に触れてほしいからです。

1本目はKnot AT-38。
名前の通り、オートマテック（自動巻き）38mmケース径の腕時計です。
植字も手作業にひとつひとつ丁寧に作られた腕時計が45000円（税別）で買えるのですよ！

ステンレススティースも見事に研磨されていて美しいですね。

横浜元町ギャラリーショップでは定期的に時計職人による時計組立工程の実演を行っています。腕時計好きの方やノットファンの方にはたまらないですよね。

Knotはこのように機械式腕時計を含めた腕時計を好きになってもらうような試みも行っています。とても好感がもてる企業ですね。

2本目はセイコーから海外向けのモデル セイコー5スポーツ。
SRP605J1。
トレンドのブルーを回転ベゼルと文字盤に使用し、インデックス縁とハンドにゴールドをあしらったオシャレなモデルです。

同じモデルで海外製もありますので、型番末尾「J1」の「J」が日本製の証。
目印としてチェックしてください。
実物を見て買うのであれば文字盤の6時位置に「MADE IN JAPAN」の記載があります。

44mm、100m防水とタフでマッチョでカッコイイ！夏にはもってこいですね。
これでなんと25000円程度で購入できるなんてセイコーは凄いぞ！

3本目も同じくセイコー5スポーツのファイブ（5）・ファゾムズ。
SNZH55JC。

太めのリーフハンドにグロッシィベゼルが格好いい！
文字盤7-8時位置に「MADE IN JAPAN」（末尾JC）
41mm、100m防水。
シースルーバック。デイデイト表示。

スペック充分な自動巻き腕時計が、なんと！国内では15000円程度で購入可能です！
ヤバイですね。
※逆輸入品になるので販売価格は為替や販売者によって上下します。

4本目はシチズンの自動巻き腕時計 NP3020-57E。

24時間表示があるシンプルウォッチ。
100m防水に36mmケース径。
デイト表示もあり、ビジネスシーンにもOKです。
定価42000円税抜ですが、楽天市場やAMAZONでは30000円程度からゲットできます。

キャリバー4166。Made in Japan。

最後、5本目はオリエントから、オリエントスターのスケルトンモデルを。
WZ0151DK の定価は75,600円（税込）ですがAMAZONでは50000円以下で購入可能です。

キャリバー40S63が表の小窓からも裏からも覗けます。
自動巻き、50m防水、40mmのスペック。
パワーリザーブインジケーターもあり、本格的です。
メッシュブレスも格好いいですね。

JAPAN MADEのオリエントからでした。

いかがでしょうか？

この夏のボーナスで腕時計を、本格的な「機械式」の腕時計を買われてみませんか？
きっと時計が好きになります。

携帯やスマートフォンが時計の代わりになり、不要なモノになってしまった腕時計。
ですが精密機械が織成す「時刻表示」は芸術的です。

とくに男子ならムーブメントを、動いている機械を見たら興味が無いわけありません！
今回の50000円と言う価格設定は、iPhoneより安いでしょ？

この記事を読んだのも何かの縁です。
是非1本、ゲットしちゃってください！
そして「時計ファン」になって下さることを願って！

（2016.10.14）
夏のボーナスの記事で書いたつもりが「Knot（ノット）」の検索で読んでくださっている方が多いようです。

このKnotのオートマチックモデル「AT-38」はテレビの影響もあるでしょうが、その品質・プライスなどが消費者に刺さりまさかの在庫切れならぬ、予約切れとなっています。
「予約切れ」なんて初めて聞きました。
生産が追い付かないんですね。
クォリティを求めた結果なので、大量生産は難しくファンは気長に待つしかありません。

若者に機械式腕時計が認知されることは大いに喜ばしいことですが・・・
はてはて・・・買ったのは本当に若者なのでしょうか？
時計好きのオジサンではなく、ファッションにうるさい20代くらいまでの方が買っていると良いなぁ。

ただまぁ、Knotがグッドデザイン賞2016を受賞したのはクォーツの方ですね。
価格帯も10000～25000円となっていたので、自動巻きではない。うんうん。来年来年。

この価格帯のクォーツであるなら他にもたくさん候補はあります。
よくまぁ売れたDWなんかもそうですね。
ファッションウォッチですが未だに見かけますので石原さとみ強し！

話が逸れましたが、こうして機械式の腕時計が人気であることは良いことで、
きっとKnotを買われた方は「次」のステップにいずれ行くんだと思うんです。

50000円の自動巻きを買ったら、インスタやインターネットで他の方がどんなストラップを付けているのか、どんなファッションに合わせているのか気になって調べます。
するとストラップつながりで「別」の時計にも目が行くでしょう。
しばらくKnotを使っていたら、オメガやタグホイヤーが欲しくなった。とか、
セイコーやシチズンもアリだな。オレ、ロレックスが欲しい！なんて思う若者が増えてくるかも知れません。

歳も取り、予算が10万円から30万円になり、やがて50万円以上の機械式腕時計に目がいくともう「時計マニア」の仲間入りですね。
くらべたら違うから。

Knotとしては、どうでしょう。
入門機は成功しました。
だいたい3年くらいで飽きますよね、何でも。
オーバーホールの話も出てきます。
ずっと長く使ってもらうのは当然としても、本当はもう少し「上」のプライスゾーンも獲得したいでしょうし、事業拡大にはしていかざるを得ませんね。
クラシカルな3針デイト付ムーブメント（ミヨタ・シチズン）を使用していますので
アップデートとしては、クラシック・ダイバーズウォッチなんかも良いかも知れません。
最近ではオリスなどのヘリテージラインが人気ですし、ストーリーを用意すれば若者にも刺さると思います。
来年の春から夏に出せればヒット間違いなし。
幸いにもKnotはストラップ交換に比重を置いているのでレザーNATOやビンテージカーフなんかも相性良いでしょう。

回転ベゼルにドットインデックス、中身は変えずに防水性を200m程度まで上げれれば定価75000円＋税くらいで売れるのではないでしょうか？

次にもうひとつ上を見るとETA社のコピームーブメント（版権の問題はクリアしているので合法です）セリタのSW500を使用したクロノグラフを用意するのはどうでしょうか？

SellitaはもともとETAの下請けで、まぁ同じ設計図で作ったのであるから大きな問題ごとは無いと思います。
Knot側で調整もするでしょうしね、どんなムーブメントであってもミヨタであっても。
で、名機バルジュー7750（ETA）のコピームーブメント（ジェネリックって言うんだって）SW500を使ってクロノグラフを作るんです。

しかし、メンテナンス部門のコスト的な問題が浮上します。
カルティエのように修理依頼がきたら、まんま新しいムーブメントを乗せかえるなんて荒業もアリなのかも知れません。
直すより安いんでしょうね。

現在Knotのラインナップにある2カウンターのクロノグラフ（クォーツ）と似たデザインでも良いですし・・・

なんとなく人気のポルトギーゼ・クロノにも似ていますし、ちょっとアレンジすれば来年秋には間に合いそうです。

で、定価90000円＋税でギリギリ税込10万円以下を実現して頂きたい

Knotがメイドインジャパンで推していますが、日本には3大ウォッチメーカーが台頭しており5万円以下の国産腕時計もラインナップされています。
例えばセイコー5の末尾「J1」は逆輸入にはなるものの10000円程度からノーマル3針デイト付なんてありますし、定価は6万円台ですがディスカウントされ5万円以下になっているSBDC025なんかは大人気「モンスター」のプロスペック版です。
タフで防水200mのダイバーウォッチなので、AT-38よりスペックは高めですね。

セイコー SEIKO プロスペックス PROSPEX SBDC025 [PROSPEX(プロスペックス) ダイバーズスキューバ 自動巻き]
定価：￥64,800

まぁ、手巻き・ハック付自動巻きムーブメント6R15と、MIYOTA9015のどっちが「上」なんて格付けは私にはできませんが、どっこいどっこいなんではないでしょうか？

さらにAT-38はストラップを付けたら50000円以上しますから、同価格帯と言っても過言ではありません。
じゃあ、どっちが人気なの？

それは「ファッション重視の若者」と「セイコー大好き時計オヤジ」で分かれちゃいますね。
40代のわたしはセイコーSBDC025を選びがちですが・・・
トレンドのアンダー40mmのKnotも気になるのです（笑）

セイコー SEIKO メカニカル Mechanical SARG017 [日常生活用強化防水 メカニカル メンズ]
定価：￥51,840

上のブラックモンスターSBDC025同様に42mmのケースサイズ

キャリバー6R15が搭載されています。
100m防水、デイト表示付で日常使いには充分ですね。

さらにデザインもマッチョではないのでスーツスタイルにもフィットします。
もちろんデニムにも合わせやすい。

なかなか良いと思うんですよね。

セイコーのこの2本は機械式入門機として必要充分です。
スペック、見た目ともにオススメできますね。

5万円以下でも格好良い腕時計はあるんです！
オレ携帯で良いや、iPhoneで充分なんて言わずに、ちょっとだけ興味を持っていただければ！
「ようこそ、時計趣味へ」

現在、Knot（ノット）のコレクションは5ラインあります。

唯一の自動巻きラインは「AUTOMATIC」ライン。
白、黒、青文字盤の3種類。
全て38mmのナイスサイズにミヨタ製ムーブメントが搭載されています。

定価はケース本体（ベルト別）で45,000円(＋税)です。

残り4つのラインは全てクォーツ式。
ファッショナブルなモデルが多く、ストラップも着せ替え前提で別売りです。

まず「AC-39 Chronograph」。
39mmの大きめ（Knotの中では）のケースに縦目2カウンタークロノグラフ。
ノーマルスティールケースは19,000円、加工ケースは20,000円です。

次もメンズラインの「CHRONOGRAPH」。
AC-39に比べよりクラシック（こちらがの方が先）なモデルです。
39mmのケースに細めのストレート針をセッティング。
シンプルで良いデザインですね。
値段はAC-39と同じです。

もっとシンプルで飽きのこない「SMALL SECOND」。

36mmの小振りなケース径が、日本人の腕によく馴染みます。
スモールセコンドを設置したことでクラシカルな印象が強くなっていますね。
ノーマルケースは14,000円(＋税)、加工ケースはプラス1000円。

最後「SQUARE SMALL SECOND」。
32mmのスクエアケースなので、レディースでしょう。
レトロチックなケースデザインと、スモールセコンドの組み合わせが可愛らしいですね。

ノーマルケースが15,000円(＋税)、加工ケースがプラス1000円です。